腰痛の3つの原因と対処方法│腰痛に効く体操とストレッチを紹介
どうも!昔、腰痛で起き上がれなかったことがある羽田です。
初めて腰痛で動けなくなったのは、学生の頃でした。ベッドから起き上がるのもやっとで、腰痛が辛くて1日中うつ伏せで寝ていたこともあります。
そんな腰痛の状態が社会人になってからも、たまに起こりました。座っているのも辛く、仕事にも支障をきたすほどの腰痛でした。
でも今は、すっかり元気です!
腰痛が改善した理由は、次の2つのことを行ったからです。
- 自分が腰痛の原因となった普段の姿勢や動作、生活習慣、内臓の不調を改善
- 腰痛に効く体操やストレッチ
腰痛に悩む多くの人は、腰痛に効く体操やストレッチにばかり目がいきます。もちろん腰痛に効く体操やストレッチはとても大切です。
でもそれと同じくらいに、自分が腰痛の原因となった普段の姿勢や動作、生活習慣を改善することが大切です。腰痛の原因は内臓の不調によるものもあります。
とにかく、腰痛の原因を知り、対策をすることです。腰痛の種を蒔かなければ、腰痛は現れませんからね。
今のうちに腰痛の原因を取り除いておくことは、とても大切です。年をとった時に、腰が曲がった状態ではあまりに痛々しく、背骨にも影響を与えますので、健康を著しく阻害してしまいます。
そこまでいかなくても、骨盤の歪みや背骨の歪みから腰痛を経て、首が前へ出た状態になってしまう人もいます。
腰や首が曲がった状態では、見た目が美しいとは言えませんよね。腰痛は美容の天敵でもあるのです。
ですので今のうちから、腰痛対策をしっかり行い、腰痛を改善していきましょう!
ではまず、腰痛の原因から詳しくみていきます。
自分の腰痛の原因を知ることが腰痛改善の第一歩!
腰痛を改善するには、まず自分の腰痛の原因を知ることです。ほとんどの腰痛の場合、毎日の習慣が原因で腰痛となってしまっています。
ひとりひとり習慣が違うように、腰痛の原因もひとりひとり違います。腰痛の原因が違えば、対処方法も違います。
病院で腰痛を診察した際に、ヘルニアなど原因が特定できるのは15%だけという調査結果があります。病院に行っても、腰痛の85%は原因不明なのです。
なぜかというと、腰部へ繋がっている神経は細く、レントゲン画像にも写らないほどだからです。また腰以外のところ、例えば内臓に疾患がある場合でも、腰痛になることがあります。
なので、自分の体としっかり向き合って観察し、腰痛の原因をひとつひとつ改善していくことが必要です。
【腰痛の主な原因となるもの】
- 姿勢や体の歪み
・前かがみの姿勢…猫背・ヒールの靴を履いている
・反り腰
・長時間同じ姿勢…立ちっぱなし・座りっぱなし・デスクワーク
・脚を組む癖
・重いものを持つ動作
・歩くことが少ない…腰回りの柔軟性がなくなって、腰痛を引き起こしている可能性があります。
・柔らかいマットまたは固いマットで寝ている
・バッグを同じ方の肩に掛けている
・腰が冷えている…血流やリンパの流れが悪いため。締め付けのある下着が原因の場合もあり。
・太っている。お腹が出ている。 - 内臓疾患や内臓の不調によるもの
・内臓が原因の腰痛は、腰痛全体でみると1%程度。だからといって安心は禁物。
・腰の部分に近い内臓に異常が出ると、それを腰痛として感じることがあります。
・内臓が病気などで肥大すると、腰が圧迫され、腰痛を感じます。
・便秘による大腸の圧迫や血流の滞りによって、腰痛となる場合もあります。 - ホルモンバランスの乱れによるもの
・生理前、生理中はホルモン分泌の影響により、腰痛になりやすくなります。具体的にはホルモンの影響で、子宮の収縮や、関節の靭帯のゆるみ、腰回りの血行不良などが起こり、腰痛となります。
・ストレスが原因の腰痛もあります。
腰痛の原因を大きく3つに分けました。腰痛の原因は1つとは限りません。腰痛の原因がいくつか当てはまる方の方が多いのではないでしょうか。
自分の腰痛の原因を知ることで、初めて対処できます。
姿勢が悪いと自覚した方は、普段から良い姿勢を心掛けるようにできますし、柔らかいマットで寝ているのが腰痛の原因だと分かれば、買い換えれば良いのです。
腰痛だから整体院に行くというのは、当たり前のような感じですが、整体院でもあなたの腰痛の原因となっている習慣やクセまでは改善できません。
毎日のあなたの心掛けが、悪い習慣やクセをなくし、腰痛を根本から改善することに繋がります。
腰痛を改善するなら病院?整体?
先ほど腰痛の原因は85%が原因不明と診断されるとお伝えしました。病院では、原因が分からないとどう治療していいか分かりません。
病院の診察で腰痛の原因が分かる15%は、レントゲンに写るような以下の症状です。
・椎間板ヘルニア
・腰椎すべり症
・腰椎分離症
・脊柱管狭窄症
・骨折
他にもありますが、もし病院で原因が分かるのでしたら、治療するのは良いと思います。しかし、手術となると費用は数十万円単位でかかりますし、病院で手術や治療したにも関わらず、腰痛が治らないという話はよく聞きます。
腰痛の原因は1つだけとは限らないからでしょう。
あっ、転倒しての腰痛は骨折の疑いがあるので、病院で検査してもらってくださいね。内臓疾患が原因の腰痛の可能性がある場合もありますので、不安な場合は病院で検査するのが良いでしょう。
腰痛の改善のスペシャリスト“整体院”はどうなの?
そして、腰痛といえば整体院ですね。病院でも原因不明の腰痛を改善することができます。骨の歪みや筋肉の張りやコリ、関節や筋の調整などを行い、腰痛を改善してくれます。
ただ、施術者の腕によって差が激しいのが問題です。腰痛の対処方法を間違うと改善されません。
例えば、有名なA整体院に10年以上通っていたのに腰痛が改善せず、違うB整体院に通ったらすぐに腰痛が改善されたということもあります。
有名なA整体院では仙腸関節の調整をずっとされていましたが、原因は違うところにあり、腰痛が改善されなかったのです。違うB整体院では、腸腰筋・腸骨筋の調整を行ってすぐに腰痛の改善ができたのです。
冒頭でお話した私の起き上がれないほどの腰痛も、原因は腸腰筋によるものでした。自分が腰痛になる時のパターンを観察すると、座りっぱなしが多く、あまり出歩いていない時だということに気が付いたのです。
そして、正しい歩き方で沢山歩くことを意識してやってみると、腰痛は改善されました。後で調べてみると、歩くことで縮んでいた腸腰筋が伸び、猫背が解消され腰痛の改善に繋がったということが分かりました。
腸腰筋が原因での腰痛は、多くの人がなる腰痛です。筋肉や筋膜の不具合はレントゲンには写りませんので、病院では分かりません。
話がそれましたが…
整体院に通っていても、施術者の腕にもよりますし、原因が体の歪み・筋肉の張りやコリでなければ、あまり腰痛は良くならないかもしれません。内臓疾患や内臓の不調による腰痛の改善は、普通の整体院では難しいでしょう。
では、どうしたら良いのでしょうか?
そこでご紹介するのが、腰痛に効く体操やストレッチです。
腰痛に効くストレッチ
腰痛に効く体操やストレッチも大切ですが、普段から体を動かすことはとても大切です。
座りっぱなしは、血流も滞り、体のあちこちに不調をきたし、特に腰痛の原因にもなります。お尻のコリが原因で血行不良となり、腰痛になることもデスクワークの女性には多くみられます。
こまめに体を動かすことが血行を促進させるためにも重要です。血行の促進は、健康ためだけでなく美容にも必須ですしね。
仙腸関節が原因の腰痛に対処するストレッチ
腰痛に効くストレッチの代表格は、仙腸関節が原因の腰痛に対処するストレッチです。固まった仙腸関節をほぐすことで腰痛が改善されます。
骨盤の仙骨と腸骨をつないでいるのが仙腸関節です。こちらの仙腸関節に対処するストレッチ動画を参考にしてください↓。
他にも仙腸関節に対処するストレッチ方法はありますが、手軽で簡単にセルフケアでできるものを紹介いたしました。
腸腰筋が原因の腰痛に対処するストレッチ
次も腰痛に効くストレッチの代表格、縮んで固まった腸腰筋を伸ばすストレッチです。
腸腰筋は、腰辺りから骨盤を通って股関節まで繋がっています。その腸腰筋が原因の腰痛に効くストレッチ方法がこちら↓。
後ろに伸ばした脚の付け根部分、つまり太もも~股関節~下腹部の部分をこのストレッチで伸ばします。腸腰筋が原因の腰痛に対処するストレッチとしてはかなり効果的です。
また、腸腰筋が原因の腰痛に対処する方法として、ウォーキングも効果があります。少し大きめの歩幅で歩くことで、腸腰筋が伸び、腰痛改善に繋がります。
くれぐれもウォーキング時は、カカトから着地しないようにしてください。地面からの衝撃で腰痛になる恐れがあります。
正しいウォーキング方法や注意点は、以前の記事【方法を間違うと危険!ウォーキングダイエットで効果が出る7つの秘訣】を参考にしてください。
その他のストレッチ
上記2つ以外にも腰痛に効くストレッチは様々あります。
腰回りのストレッチは大切ですが、それ以外の体の部分をストレッチして、全身の筋肉を緊張を和らげ、血行を促進することも大切です。次のようなストレッチで全身をほぐすと良いでしょう。
腰痛に効くストレッチもそうですが、全てのストレッチを行ううえで、重要なポイントを3つお伝えします。
【ストレッチで重要な3つのポイント】
- 呼吸は止めないこと
呼吸を止めると筋肉が緊張し固くなってしまうため、筋肉が伸び辛くなります。 - 体が温かい時にストレッチをすると効果大
体が温かい状態だと筋肉も和らいでいるため、伸びやすくなります。逆に体が冷えていると筋肉は緊張してしまいます。 - ストレッチで伸ばしている部分に意識を集中させること
これがストレッチを行う上で、一番重要なポイントです。ストレッチで伸ばしている部分をしっかりと感じながら、少しずつ負荷をかけていきます。
ストレッチの動作だけ真似をしても、伸ばしている部分に意識を集中させないと、ストレッチをしている意味がほとんどなくなってしまします。
このポイントを押さえてストレッチを行っているかどうかで、効果は雲泥の差です。ぜひポイントを意識してストレッチし、腰痛改善を行ってください!
腰痛に効く体操
最後に、腰痛に効く体操を紹介します。なぜこの腰痛に効く体操を最後にしたかというと、この体操は様々な腰痛に対処できる方法だからです。
ですので、病院に行って検査しても原因不明の腰痛であれば、この体操をおすすめします。もし原因が判明しても、病院の治療は気が進まないという方には、この体操が良いでしょう。
腰痛に効く体操というのが【お腹回し体操】です。この腰痛に効く体操は、腰痛の3つの原因である『姿勢や体の歪み』『内臓の不調によるもの』『ホルモンバランスの乱れによるもの』をほぼ全てカバーできます。
つまり、体の歪みを改善し、内臓機能をアップさせ、ホンルモンバランスを整える効果があります。腰痛の原因が分からなくても、この腰痛に効く体操である【お腹回し体操】を行っていれば、腰痛が改善されていくのです。
『お腹回し体操』は、私がレッスンで教えている健康美容エクササイズ方法です。
【健康美容エクササイズ:お腹回し体操の方法】
※以前はお腹回し体操の方法を掲載していたのですが、文章でお伝えすると間違ったやり方で行う方が多く、効果が出ないものになってしまうため、現在は掲載を控えています。
(現在は、レッスンで直接お伝えし、効果が出るように正しいやり方をお伝えしております。)
病院で手術が必要といわれる腰痛も、この体操で改善効果が期待できます。ぜひ実践してみてください。
まとめ:腰痛改善で一番大切なこと
腰痛の3つの大きな原因と、その原因に合った腰痛の対処方法・改善方法について説明しました。
【腰痛の主な3つの原因】
- 姿勢や体の歪み
- 内臓疾患や内臓の不調によるもの
- ホルモンバランスの乱れによるもの
ここで忘れてはいけない事は、どの原因も、日々の習慣による積み重ねが不調を引き起こしているということです。
姿勢や体の歪みは、体の右側か左側のどちらか一方をよく使い、左右がアンバランスな状態になるからかもしれません。
内臓疾患や内臓の不調は、食べ過ぎや偏食、体の冷え、睡眠不足、ストレスなど普段の不摂生からくるものかもしれません。
ホルモンバランスの乱れは、体をいつも温めるなど自分の体をいたわっていなかったり、日常のストレスからくるものかもしれません。
この腰痛をきっかけに、普段の自分の生活習慣を見直すことが最も大切です。そうすることで、腰痛とは無縁の健康な生活を送ることができます。
あなたの腰痛が改善され、健康で快適な毎日が過ごせることを願っています。