すぐに生理痛を和らげる方法としておすすめ!婦人科系の3大漢方薬

すぐに生理痛を和らげる方法としておすすめ!婦人科系の3大漢方薬

こんにちは。若返り体操教室のインストラクターとして、生理痛や婦人科系の体調不良で悩む女性もサポートしている、『体操ドクター』の羽田です。

「なんか体の調子が悪いな~。」という時、薬に頼ったりしますよね。

私は慢性の鼻炎で、ひどい時は(西洋の)薬を飲んでいましたが、鼻水がピタッと止むことに驚かされます。

ただ、異常に喉がカラカラに渇くので、「これって、体に良くないよなぁ。」と副作用をずっと疑問視してきました。

ある時、西洋の薬(西洋薬)から東洋の薬である漢方薬に変えてみたのです。すると、ほど良く効き、体に優しい感じがありました。

漢方薬は、「長い期間飲まないと効果がない」というイメージを持たれていますが、そんなことはありません。漢方薬に対する間違ったイメージが世間一般に広まっているんです。

漢方薬の種類や症状にもよりますが、すぐに効きます。

体調不良不美人:不美
確かに、漢方薬がすぐ効くイメージないもんなぁ。薬っていうと、どうしても西洋薬の方が馴染みがあるのよね。

生理痛の時は、痛みを和らげるためにバファリンとかイブの薬を飲むけど、ひどい生理痛の時だとそれでも辛いし、西洋薬を頻繁に飲むのも、副作用のことを考えると気が引けちゃうのよね。

漢方薬がすぐ効くなら、体に優しくて生理痛に効く漢方薬をぜひ知りたいわ!

今日は、そんな漢方薬で、生理痛に効果があるものを3つ紹介していきます!

実は、私は、生理痛には西洋薬よりも漢方薬の方をおすすめしているんです。その理由も解説しますね。

生理痛に関する、ピルなどの西洋薬のメリット・デメリットや、漢方薬のメリット・デメリットもあわせて解説していきます。

どうして漢方薬は、生理痛・生理不順を和らげることができるのか?

漢方薬がひどい生理痛や生理不順を和らげたり、改善することができる理由は、体全身の血(けつ)の改善にあります。

中医学(東洋医学)での生理痛、生理不順の考え方はこうです。

生理痛は、血の量は十分にあるけれども、血の流れが滞っている(=血瘀(けつお))場合に起きます。
生理不順は、血の流れは正常だが、血の量が不足していて、子宮に集まる血の量が足りないことで生理周期が乱れます。

このような生理痛、生理不順の一番の原因である『血』を改善してくれるのが、漢方薬です。

婦人科系の病気や体調不良は、特に血に関係するものです。

ですので、辛い生理痛や生理不順で悩んでいる女性には特に、漢方薬はおすすめなんです!

健康美人:美子
私は生理痛の時に漢方薬を飲むようにして、す~~~~~~っごく体が楽になったわ。

生理痛の痛みもそうだけど、イライラや不安といった情緒不安定が、たいぶ落ち着いたことがとても嬉しいわ!
もっと早くから漢方薬を知っとけば良かったって思ったわよ。

西洋薬と漢方薬の作用の違い

生理痛の時に服用する西洋薬と漢方薬は、両方とも体を楽にしてくれます。

しかし、体を“どのように”楽にするのかは、西洋薬と漢方薬とでは、全く違います。

西洋薬の作用

生理痛の時に服用する西洋薬、例えばバファリンやイブなどは、鎮痛剤です。すぐに痛みを和らげる効果があります。

バファリンがどのようにして痛みを和らげるかというと、薬を飲むことで酵素の働きを抑え、痛みを増大させる物質であるプロスタグランジンが作られないようにします。

痛みの物質を抑えるため、すぐに痛みを和らげてくれますが、体質改善には繋がらないので、生理痛を根本から解消することはできません。

漢方薬の作用

一方、生理痛の時に服用する漢方薬にも、痛みを和らげる効果があります。

中医学(東洋医学)では、体内の気・血・水の滞りが、体調不良や痛みを引き起こすと考えられています。

つまり体の中で、エネルギーや血液・水分が上手く流れていない部分が、悪くなったり痛くなったりするということです。

漢方薬を服用することで、体全体の気・血・水の滞りが解消され、循環が良くなり、痛みを和らげることができます。

そのようにして漢方薬は、体全体の調子を整えてくれるので、体質改善にも繋がり、生理痛を原因から解消することも期待できます。

西洋薬と漢方薬のメリット・デメリット

西洋薬と漢方薬には、それぞれメリットとデメリットがあります。

そのメリットとデメリットを知ったうえで、どちらの薬を服用したほうが良いか決めてみてください。

西洋薬のメリット・デメリット

西洋薬は、強い作用ですぐに効き、症状をピンポイントで抑えます。すぐにでも辛い症状を緩和したい時には良いでしょう。

効果が高い分、副作用が強くなってしまうのがデメリットです。

副作用は、人によって強くでるか弱くでるか、全く違ってきます。

生理痛の時によく飲まれるバファリンやイブなどの西洋薬には、服用する際の注意書きとして副作用のことが書いてあります。

懸念される副作用が多く書いてありますので、一度、読んでみることをおすすめします。

ですので、常用は控え、どうしても生理痛がひどい時にだけ、飲むというのが良いでしょう。

また、避妊薬として有名なピルにも生理痛を緩和させる効果があります。低用量ピルは、ピルの中でも大幅に副作用を軽減したものと言われています。

ですが、ピルは妊娠した時のようなホルモンの状態にする作用があるため、体の自然なサイクルをかなり変化させる薬といえます。

ですので、副作用にかなり気を付ける必要があります。

ピルを服用して、
「体型のコントロールが利かず、かなり太った。」
「ピルの服用を止めても、ホルモンが安定せず、薬の作用が抜けるまでに、何ヶ月もかかった。」
という女性の声も聞きました。

ですので、生理痛が楽になるからと、安易な考えでピルを服用するのはおすすめできません。

西洋薬の安易な服用は控えましょう!

漢方薬のメリット・デメリット

西洋薬は、ピンポイントで症状を抑える効果があるのに対し、漢方薬は体全体の治癒力を高めようというのが目的の薬です。

ですので、漢方薬はアレルギーや冷え性など、体質改善の効果に優れています。

漢方薬は、長い期間飲まないと効かないというイメージがありますが、体質改善を目的とする場合はもちろんそうです。

しかし、すぐに効く漢方薬ももちろんあります。

漢方薬にも沢山の種類があり、自分の体に合った漢方薬であれば、すぐに効果が現れ、生理痛を和らげることもできます。

デメリットは、漢方薬について、あまり一般的に知られていないということです。

なので、病気や生理痛などの体調不良になった時に、何の漢方薬を飲んで良いのかが全く頭に浮かんでこないのではないでしょうか。

「風邪に効く漢方薬といえば、有名な葛根湯?」

これは正解でもあり、不正解でもあります。ひとりひとりの症状や体質によって、その人に合う漢方薬が違うからです。

病気に合わせて処方するのは西洋薬で、その人の症状や体質によって処方するのが漢方薬です。

医師や薬剤師の方でさえ、西洋薬と同じ感覚で漢方薬を処方する方もいます。でもそれは誤りです。

医師や薬剤師の方で、西洋薬と同じくらいか、それ以上に漢方薬に精通している人は、漢方専門の方以外、それほどいないでしょう。

なので、自分に合った漢方薬を探すのが、西洋薬よりも少し大変というのがデメリットになります。

漢方薬をおすすめする理由

何となくという理由で西洋薬を飲んできた方には、漢方薬も飲んでみることをおすすめします。

なぜなら、体に優しい薬と実感してもらえるからです。

漢方薬にも副作用はあります。しかし、西洋薬よりも薬の効果も穏やかですが、その分、副作用も穏やかです。

(漢方薬といえど、副作用はゼロではありません。中には強い作用のある漢方薬もありますが、一般的にはあまり処方されません。)

西洋薬にも良い所はありますが、なぜ西洋薬をあまりおすすめしないかというと、西洋薬は人工的に抽出・精製・合成された純粋物質を薬として用いるからです。

高度な技術で作られた西洋薬が使用されてきたのは、ここ100年くらいのことです。まだ短い年月でしか、薬の効果を試せていないのです。

なので、そのような純粋物質が体にどのような影響を与えるか、不明な部分が多いのです。

一方、漢方薬は自然にある物質を精製したりせず、そのまま使用した薬です。自然のものなので、何千年も前から飲まれています。

ですので、人類のDNAに漢方薬の情報が入っているのです。

人間の体は、漢方薬のように自然界に元々あるものなら、DNAに刻まれた情報から、きちんと体内で分解・処理をすることができます。

一方、西洋薬のように人工的に作られたものは、DNAの中に情報がまだないので、体内で何か起こった場合にどう処理していいのか分からず、パニックを起こしてしまいます。

西洋薬にも漢方薬にもそれぞれメリット・デメリットがあるので、使い分けることがベストです。

「どっちの薬でもイイかな」という場合には、以上のような理由から、体に優しい漢方薬のほうを私はおすすめします。

生理痛・生理不順に効果のある、おすすめの有名な漢方薬3選

生理痛や生理不順の際に、よく処方される有名な漢方薬が次の3つです。

女性特有のトラブル・症状の際にはよく処方される漢方薬のため、『婦人科系の3大漢方薬』とも言われています。

3つとも有名な漢方薬なので、一般的な薬局にも置いてあります。

3つの漢方薬は、どれも生理痛や生理不順に効果がありますが、
「あなたの体型や体質、症状に合った漢方薬はどれなのか」を考えながら、漢方薬を選んでみてください。

選ぶポイントは、生理痛・生理不順に有効な漢方薬は『血』の改善をしてくれるという点です。

生理痛は、血の量は十分にあるけれども、血の流れが滞っている(=血瘀(けつお))場合に起きます。

生理不順は、血の流れは正常だが、血の量が不足していて、子宮に集まる血の量が足りないことで生理周期が乱れます。

これらのポイントを念頭に置いて、漢方薬を選んでみてください。

生理痛や生理不順に効果のある、婦人科系の3大漢方薬

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血が不足している方におすすめの漢方薬。血を補ってくれる効果があります。

この漢方薬が合うタイプの人の特徴
虚弱体質の方。
・体格が、痩せ型から中肉中背くらいの方。
・(血が不足しているため、)冷え性、貧血、低血圧、めまい、顔色が青白い、頭痛、肩こりなどの傾向ある方。
・(血が不足しているため、)疲れやすい、動作に活気がない傾向の方。
・生理不順の方。(血の量が足りないと、生理が遅れるなどの生理不順が起きやすくなります。)

この漢方薬の効果
万能な漢方といわれています。血を補う効果があり、様々な症状に効果的です。
・血が補う効果があるため、全身に栄養を与える効果がある。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

イライラや不安などの症状を改善してくれる漢方薬。

この漢方薬が合うタイプの人の特徴
体力が中程度以下の方。
体格が中程度で、体質がやや虚弱の方。
・イライラや、精神不安など精神的な症状のある方。
・発汗や、のぼせ、冷えとのぼせが交互に現れる方。
・体の倦怠感が強い方。

この漢方薬の効果
女性特有の症状に多彩な効果を発揮してくれる漢方薬が、加味逍遥散です。
特に効果を発揮する点として、精神に作用する漢方薬で、自律神経症状に対して有効です。
・疲れやすい、肩こり、のぼせ、発汗に効果的。
・イライラ、精神不安の改善。
・PMS(月経前症候群)で辛い症状の改善。
・更年期障害の女性にも効果的。
・逍遥散の成分に不眠や不安を和らげる効果がある。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

血の滞りを改善する漢方薬。

この漢方薬が合うタイプの人の特徴
体力が比較的ある方。
体格は、中程度のガッチリした方。
・(血液や水分の滞りによって、)下腹部の痛みや張り、肩こり、足の冷え、のぼせ、頭が重い、めまい、更年期障害などの症状がある方。

この漢方薬の効果
血液や水分の流れを改善する効果があるため、下記の様な症状の改善効果に役立ちます。
・生理中に下腹部の鈍痛や張りがある女性に効果的。
・冷え症、体がほてる、のぼせの症状の改善効果。
・体を温める効果があるため、生理痛・生理不順などの生理の不調を改善。ホルモンバランスも整える。
・ホルモンを安定させてくるため、更年期障害の女性にも効果的。

体質によって処方すべき漢方薬は違ってきます。これらの漢方薬でしたら、自分の体質に合うものなら、すぐに効果が現れるでしょう。

自分の症状や体質がよく分かっていれば、薬局に普通に置いてあるので、購入して飲んでみて、効果を感じてみても良いと思います。

ただ、ひどい生理痛だったり、長年の服用も考えている場合には、漢方専門の漢方医に相談するのがベストです。

漢方薬を処方してもらう方法

漢方専門で信頼できる本格的な機関ですと、北里大学東洋医学総合研究所で『漢方ドック』というものがあります。

そこでは、医師が中医学(東洋医学)による診断をしてから、漢方薬の処方をしてくれます。

漢方薬も診断に合わせた調合を行ってくれますので、あなたの体にピッタリ合う漢方薬が手に入ることでしょう。

他の機関でも、中医学(東洋医学)の診断をして漢方薬を処方してくれる『漢方ドック』はありますので、検索して調べてみてください。

ひどい生理痛以外でも、病気・体調不良が辛いため薬を飲もうと考えている方は、一度診断や相談をしてみると良いかもしれません。

まとめ

生理痛や生理不順は、ないことが正常であり、健康な体の証です。

体内を循環する血液や水分の流れに問題があると、生理痛や生理不順になってしまいます。

なので、『根本の体質改善+生理痛の緩和』という意味で、私は漢方薬をおすすめしています。

漢方薬と西洋薬を使い分けることもできます。

辛い生理痛の時、一時的にすぐに生理痛を和らげる方法として、西洋薬を飲んでも良いでしょう。

生理痛や生理不順に悩む女性が、辛い症状を大幅に和らげることができ、改善されることを願っています。